つらつら(3)

8/7〜8/10 施餓鬼準備
8/11  盂蘭盆・施餓鬼会 一つめ
8/12  盂蘭盆・施餓鬼会 二つめ
8/13  棚経ルート下見・迎え盆
8/14  棚経一日目(運転)
8/15  棚経二日目(運転)
8/16  送り盆・片付け・おそうじ
8/17〜19  東北旅行(福島〜平泉〜岩手〜仙台)
8/20  法事手伝
8/21・22 声明合宿

・・・帰宅。

盂蘭盆・施餓鬼は、鎌倉時代から伴って行われているそう。盆の先祖供養と共に、餓鬼に施しを加えることによる功徳が施主・先祖への追善となるというわけ。
おびただしい数の塔婆が並び、檀家が一斉に集まるこの日の境内は一年で一番の賑わいを見せる。去年は年寄りの後について座布団敷いてあげたりしていたが、今年はチョイ役で法要に参加させてもらった。鏧打ち(”チーン”のでっかいの)、木魚、その他細々と法要中の僧侶達をちょこまかアシストする。長時間に渡る法要では正座がキビシいから、たまに動ける役でかなり助かった。

『ドラマー』だから『木魚』も叩きまくるんでしょ、とか(僕という人間に対して)デリカシーのない事をよく言われるが、実際この二つの楽器(?)は結構似て非なるものであった。木魚はドラムと同じく鳴らすことによって全てをコントロール出来るが、役目として『タイムキープ』に徹する必要はない。その代わり法要・会場の状況、僧侶の人数等の条件によってその都度打ち方を変化させていく必要がある。打ち手が目をつぶって自分の音(リズム)に酔いしれてたら怒られちゃうわけで、さすが仏教、オナニー的演奏が全く不可能という点で木魚は無執着の楽器なのであり、それを並べて叩きまくるなど全くもって”バチアタリ”な話しなのだ。

棚経とは僧侶が初盆を迎えた家々をまわってお経をあげること。2日間ひたすら車の運転運転。

送り盆を終えて東北へドライブ旅行。初日は大内宿→猪苗代湖→滑川温泉。鄙びた一軒宿、湯治場として古い歴史をもつ湯につかり築数百年の部屋で晩飯を頂いた(サイコー)。次の日は初めての中尊寺金色堂は綺麗だったが予想よりは小さい印象。しかしここは設備が物凄い。晩は碁石海岸に出て3日目は鳴子温泉でいくつか湯につかり、帰路仙台にフラっと寄って院試勉強中の弟(なぜか丸刈り。落ちたら出家でもするつもりか)を呼び出して晩飯(牛タン)を共にする。
3日間運転しっぱなし、おまけに行程半分以上が山道で地元車に後ろからPUSHされながら、手に汗握るも楽しい旅。そういえば一度、下りでエンジンブレーキを使いこなして山道ドライブをマスターするぞとシフトレバーがちゃがちゃやってたら勢いで『R』まで入ってしまいタイヤ逆回転いきなりハンドルとブレーキが重くなって操作不能、たまたま出てきた回避所に向かってフットブレーキを使ってなんとか止まった。レバーのボタンって押さなくてもD-2-L間は操作可能だという事実を後から聞き目から鱗の思い。今考えるとちょっと怖い経験だが、ケガもなく運転自体“巧く”なったわけだからまぁよし。

昨日おとといは学校で受けている声明(節つきお経)講座の合宿。今回集まった人間は2月に予定されているらしい公演に参加必須となるようで普段のライブとは違うがこれはこれでなかなか楽しみ。