カリメン

777

3/5晴れ。こんな朝は20~30分程ジョギングなどして息を整えて平静を装いたかったが、目覚めて時計に目をやるともうそれも叶わない時間で、急いで支度しながらテレビから流れる渡部恒三ズーズー弁に少しだけ緊張をほぐされた状態で家を出る。

夜しか乗ったことのない昼の教習所のコースは眩しかったせいかハンドルがぶれた。途中二速発進をしたが落ち着いたノロノロ走行でエンストは免れ、坂道、踏み切り、S字、クランク、こなして終了。

修了検定合格。今自分は人間として劇的なレベルアップを遂げつつある。

じいちゃんの事をふと思い出した。じいちゃんは歳取って酔っ払いにはねられて足一本失くしてから免許を取った。もう亡くなって10年以上だが、こんな時に改めて尊敬した。次に、小さい頃じいちゃんの運転で何度も危険な目にあったのを思い出した。『おじいちゃんクルマきてる!』『ドガーーン』。


飛行機についてちょっと。
先日初めて乗ったB777-300は777シリーズのなかでも新しい。見てくれは767辺りとあんまり変わらないが747よりも全長が若干長めというだけあって近づくとさすがにデカイ(正面から見るとその太さがよくわかる)。機内設備等も新しく今のところ大きな事故経験のないこの機のフライトはなかなか快適だった。

B747は小学生の頃よく乗っていた機種だ。当時最新・最大の旅客機だった747に乗るのが『空中における最高の安全を手に入れる』事を意味するというのは子供の目にも明らかであり、(今回乗ったのは主翼端が“立って”いる最新の-400タイプではなかったが)離着陸のスムーズさとかその安定感は今も変わらず。それでも就航30年以上、今となっては機内のいたるところに見え隠れする古臭さ(座席肘掛部分などちょっとしたアンティーク家電のよう)が印象的だった。

旅客機に乗る際主翼真横に座ると下が見えない上にエンジンがうるさいから嫌いな人も多いだろうが主翼ちょっと後ろから見るフラップの動き(ギュイ〜〜ンとか言って)は見ていて楽しい。航行時はもちろん着陸時逆噴射と同時にフラップが何枚も立ってブレーキをかける様など、着地の安心感と相まって非常に見応えがある。

JALは旧塗装(鶴マーク)の方が好く。ありゃ赤ふん。