お盆明け。

今年も無事お盆が明けました。

13は迎え盆、お寺の境内にはたくさんのお墓がありますが、みなさん提灯を持ったりしてご家族でお参りに、それぞれご先祖さんを連れていかれました。

14・15は棚経。うちは初盆を迎えた檀家さんのお家を廻ります。今年も両日午前中は歩きでお寺の周りを、そして午後は車であっちこっち。炎天下の中袈裟着て汗たらしながら町内を歩き廻るというのは見た目にきつそうですがどちらかと言うと午後の方が上を行きます。そんな遠くを廻る訳じゃないので、車のクーラーが効く前にすぐ次の家に着いて、お経あげて戻ってきたら既に車内はチンチンという。

今日は送り盆、朝一から暗くなるまでお墓参りの足は途絶えることなく、皆さん無事にご先祖さんをお墓にお送りにいらっしゃってました。線香足したりしながら一日そういう様子を伺ってると『おばあちゃんバイバーイ』なんつってお墓に手を振ってく子の姿もあって非常に微笑ましい。

こうして3日間もぬけの殻となっていたお墓も今はみなさんお戻りになっていつも通りの姿を取り戻しました。ただ一点、前と違うのは、何やら不味い字の塔婆が一本ずつ増えてるってことです。



こんな感じでずっとお盆の真っ只中、お寺からいろいろ眺めていると、昔から続けられてる人間の『営み』って言うんでしょうか、とてもいいもんだなぁと思いました。都会なんかでは薄れつつあるこういった景色(迎え〜とか送り〜とか、前は意味さえよく知らなかったし…)がまだ残ってる田舎の暮らしって、豊かなんだなぁと。


なので、またこの地元が好きになりました。


FMのショボさと、運転マナーの悪さ以外は。