ぼ だ い じ ゅ

yooosuke2008-04-14

お寺の檀家さんに向けて「ぼだいじゅ」なる広報紙を立ち上げた。もともと結構前からこういったものに興味は持っていたのだが退職によって嫁さんの生活基盤が完全に宇都宮となったことを機に寺の若い者中心に数ヶ月取り組んで、めでたくこの4月8日の花まつりに合わせての創刊とあいなった。

内容は仏教の特集、コラム、お寺のイベント紹介やQ&Aコーナーで構成。発行は年3回の予定。今回の特集は創刊号らしく花まつりにちなんでのお釈迦さんの一生にスポットをあてた。

「ぼだいじゅ」のターゲットはお寺の檀家さん全て、まさに老若男女(企画上30〜80代としたが、読んでもらえりゃ赤ちゃん〜泉重千代までだって構わないの)であり、なるべく多くの人にすんなりと読んでもらえる様、内容は勿論、文字サイズから紙の種類まで非常に気を使った。

今回主な記事は住職に書いてもらって僕らが編集、その他小コラムを担当したりという作業だったが、何分携わる全員が手探り状態に加えて、出力以外は(挿絵から何から)すべてお手製ということもあってなかなか手間隙がかかった。そんな中でもこうしてなんとか発行に漕ぎ着けたのは、他でもない元出版関係の嫁さんの力によるところが非常に大きい。着想当初白黒A3ペライチくらいでいーべと呑気に考えてた自分が非常に懐かしい。

今はただ、送った先の人がどんな顔して読んでくれているのか、ただそれだけが気になる。反響はポツポツと、あるようで先日「子供と楽しく拝見しています」というFAXが届く。ある檀家のオジサンは「時代が変わったねぇ」と「ぼだいじゅ」を手に取ってニコニコと眺めてくれていた。この1冊で布教というわけにはいかないが、読む人になんとなく心待ちにしてもらえるようなものにしていきたい。

出しちゃったからには、これからはこの「ぼだいじゅ」もお寺の顔になる。
「ぼだいじゅ」共々いい顔になっていけるようがんばろうじゃない。