宮城仮設スティールパンコンサートを終えて
栃木天台仏青主催による宮城仮設『トリニスタ』スティールパンコンサート、無事終了いたしました。みなさんご協力ほんとうにありがとうございました。
ひとつだけ。
今回このイベントを企画するにあたりトリニスタの皆さんに無理言って『ふるさと』をレパートリーに入れてもらいました。あちらの方々にスティールパンで奏でたこの曲を聴かせてあげたかったからこのイベントを企画した、と言っても過言ではありません。
あちらの方々の多くは生まれ育った場所から離れた仮設で頑張って生きている。そこにはそれぞれふるさとを思う心の支えがあるんだと思います。その心をスティールパンの音で包んであげられたら、『ふるさと』を聴かせてあげたい理由はただそれだけでした。
昨日は多くの人がこの曲で涙し、また多くの人が涙をこらえていたようでした。帰り際、おじちゃんおばちゃんたちが口々に『ふるさと』よかったなぁと言うのを聞いて、このコンサートをやれてよかったと思いました。
スティールパンは、陽気な曲では人を鼓舞するような、そしてやさしい曲では聴く人の心に寄り添ってあげられるような音を出せる楽器だと思います。またこのコンサート、やりたいと思います。