お知らせとお願い/暖房器具なんて余ってないですか?
ちょっとしたお知らせとお願いです。
来る11/6(日)に震災被災地・仮設住宅支援としてスティールパンバンドによるコンサートを企画、所属する栃木県天台仏教青年会と言う団体の協力を得て宮城県亘理町と東松島の2か所にて開催出来る事になりました。
これに先だって今週金曜日に現地の方と打合せ等を行う予定なんですが、せっかく行くので何か土産をと聞いたところ電気ストーブ、電気カーペットなどがとても必要とのことで、幾つかでも届けられればと思っています。届け先は津波被害の大きい地域の大規模仮設住宅、老人世帯等から優先的に配りたいとのことで、どんどん寒くなる現地仮設では全然足りていない状況のようです。
皆さんの所で支援物資として提供できる器具などもしありましたら是非ご一報ください!
『みんなのとしょかん』亘理町仮設住宅設置(OA情報アリ)
『みんなのとしょかん』支援として昨日の宮城県亘理町仮設住宅の集会所スペースへの3000冊規模の図書館設置に同行した。参加者は『みんなのとしょかん』川端氏、足利JC関係者3名、栃木天台仏青3名の計7名
6:00 栃木市某所集合。車一台にて出発。途中東北道国見SAにて川端氏らと合流する。
10:00現地到着、集会所スペースにて作業開始(本棚6台、書籍3000冊、その他備品一式)。スムーズな流れで2時間半で全ての作業を終了。
昼に郷土料理「はらこめし」を食した後、別動で宮城県亘理郡山元町の『テラセン』及び周辺の状況を訪問視察の後、前回『としょかん』設置を行った東松島市矢本グリーンタウン仮設住宅にて再び川端氏らと合流。地元仏青会員によって収集された支援物資を萬寳院石川住職へ手渡し、今後の支援などについても話し合った。17:30頃現地を後にして22:30頃栃木帰着。
前回同様、『としょかん』設置に際し住人には喜びの表情。今後の様々な発展に期待したい。また東松島では『ひまわり集会所』と名付けられた集会所の大きな進化を目の当たりに。老若男女の行き交う様子とその表情、清潔感あふれる館内とイベントを告知する様々なチラシ、屋上のビオトープ、子供達の元気に遊ぶ姿…、ここに素晴らしい“つながり”が出来上がっていることが一目瞭然だった。
また今回は直前に浮かんだ新たな支援アイデアについて個人的な下見も兼ねた。仏青を巻き込むのか、個人で進めて行けるのか、まだ色々と検討が必要だが実現できればイイはずなのでちょっと頑張ってみたい。
何であれ、僕らの支援は被災者自身の復興の“きっかけ”にしか成り得ない。色々な“きっかけ”がもっともっと行き渡ればいいと思う。
尚、今回『みんなのとしょかん』設置に際し全行程にNHKの同行取材がありました。首都圏限定だと思うけど9/12(月)NHK総合テレビ『首都圏ネットワーク』(18:10〜)などで放映されるとのこと。
みなさん、おつかれさまでした。
「みんなのとしょかん」プロジェクト
http://niccora.jp/minnanotoshokan/
●●がくるぞー
その一。
ネットで記事を見つけて一瞬目を疑いました。
ゴヤが来ます。国立西洋10/22〜。
19世紀スペイン宮廷画家ゴヤ、Nスペの『プラド美術館』(もう20年前か…)を観て以来、ゴヤの絵に込められた現実に対する眼差しは、僕の心をも捉え続けてるようです。番組の録画VHS、一体何回繰り返して観た(何回からまった)事でしょう。しまいにはテープがレロレロ過ぎて再生することすら叶いませんでした。DVD出してよNHK。
40年前の展覧会と比べると
(前回)絵画39点、素描55点、版画56点、工芸5点、参考作品1点、計156点
(今回)絵画25点、素描40点、版画57点、資料(書簡)1点、計123点
と若干ショボさは否めません。
ちなみに前回うちの親父が行っており実家にたまたま図録がありました。ゴヤの図録なんてあんまないので宝物をみつけた気分で、一人暮らしの酒のつまみに夜な夜な眺めたもんです。
その二。
これもたまたま見つけて。ライブのスケジュールたまにはチェックしないと。生き仏的ハーモニカ奏者トゥーツ・シールマンスが来ます。もう89なので今度こそ次ないでしょう。
ブルーノート完売のようですが10/14コットンクラブは土曜発売です。みんなでお参りしましょうか。
ポッポポポポ鳩ポッポ
昨日からお寺の建物の裏手に一羽のハトがぽつん。良く見ると片足に識別票、片方の羽根は少し垂れ気味。台風の雨宿りにしてはまだ降り出しなので随分呑気なヤツかと思ったが、ハトがビビる位だから今夜は相当荒れちゃうのかなと台風のことが心配になる。
朝になって一旦雨は上がった様子。恐る恐るハトの様子を見に行くと姿が見えないので、おお無事飛んでったかと思ったが今度は建物の表側で相変わらずぽつん。今日はお葬式だったので送迎のタクシーの運転手に話してみると
「ああ、ありゃレース鳩でしょう。羽根もきっと折れてますよね。落ちたんすかね。動物愛護っつったってハトは糞もするし色々大変だから放っとけば2、3日で死んじゃうでしょ」などと寂しいことを言う。そのうちシャベル担いで埋める場所探して...なんて想像してたら大分残念な気持ちになってきたので試しにハト、怪我、飛べない、などとネット検索したら日本レース鳩協会で識別番号から飼主を特定できるらしい事を知る。
そこで意を決して大捕物(坊さんハトを追いかけて境内を駆け回るの図)。
ハトは大分お疲れか意外とすんなり捕獲成功。協会へ電話して識別番号を伝えるとすぐに登録先の市内のペット屋が判明、問い合わせてみると飼い主はそこからハトを購入した畳屋さんだという。レース鳩と畳屋とはこれまたピンと来ない組み合わせだが、連絡したらこれからすぐに伺いますと言う。
30分くらいして飼い主到着、ハヤブサにでもやられたなと羽根をめくると結構な怪我。この短い間にも大分情がうつったようで真剣に「治るんですか?」と聞くと怪我は治るけどもうレースには向かないね、となんとなく意味深な発言。慣れた様子の飼主はハトをむんずと掴んで土砂降りの中帰っていった。
お寺ですから、いざとなったら最後まで面倒みる覚悟だったけど、正直ほっと安心。
識別票つけてうろついてるハトを見かけたら捕まえて日本レース鳩協会へ連絡を。
アラゲホンジのライブ
昨日はアラゲホンジというバンドの待ちに待った1stCDリリースパーティー。久しぶりのライブハウスの音圧に負けないように渋谷の山家で愚友と3杯ずつ燃料を投入して青山へ。
アラゲホンジが掲げる“日本の民俗音楽と世界のPOPSの融合”は、昔自分の居たトウキョウチャンプルーというバンドでも大きな課題だった。またお寺を中心とした地方の生活に馴染み、地元に根付く“生”のお祭りやらお囃子やらにちょこちょこと接するようになった今、日本の民俗音楽、その要素が如何にして現代の“バンド”によって消化されうるのかは、自分にとって以前にもまして気になる所でもある。
そんな中でのアラゲホンジのライブ。立ち上げに少し関わったとは言うものの客として見るのは今回が初めて。フジロックなどの出演を経て昇華した彼らのパフォーマンスは言うに及ばず素晴らしく楽しいものであった、と同時にまた色々と考えさせられずにはいられなくなるものだった。
しかしまぁ、何が良かったって
自分のバンドをやりたいんです、とあの時ちょっと不安そうに語っていたサイトウ君は、本当に良い仲間を獲たのである。
あらためて、CDリリースおめでとう!
『みんなのとしょかん』東松島市仮設住宅公民館内設置
『みんなのとしょかん』、被災地に本は勿論ちょっとした図書館の機能を丸ごと送っちゃおう、と言うプロジェクトである。これに宗派の仏教青年会(地元若い坊さんの集まり)が関わる事になった。今回その第一弾として昨日の東松島市内仮設住宅の公民館スペースへの4000冊規模の図書館設置に同行した。
参加者は『みんなのとしょかん』川端氏、足利JC関係者2名、天台宗栃木仏教青年会3名の計6名
6:00 足利市某所にて集合、トラックに段ボールを積み込み車2台に分乗して出発。一路東北道を北上、途中那須、国見2か所にて休憩をとりつつ、三陸道を経由。
11:30頃目的地である東松島市矢本グリーンタウン内仮設住宅に到着。公民館棟にて早速設置作業にとりかかる。途中数人の住民の方のお手伝いも頂きながら3時間ほどで本棚設置、ラベル貼、陳列、キッズスペース設置など全ての予定作業を終える。
14:30頃より既に設置済みの『みんなのとしょかん』の視察として石巻湊中学校など数か所を訪問しつつ石巻市内の被災状況を確認。再度矢本グリーンタウン内仮設住宅に立ち寄りつつ17:00頃現地を後にして22時30分頃足利帰着。
我々以外のスタッフは皆同施設の設置経験があり、作業は非常にスムーズに進行。テーブルなど多数の支援物資などが同日に届いていたこともあり『みんなのとしょかん』と併せ公民館の設備は非常に充実、住民からは早くも感嘆の声が。
地元で精力的な支援活動を行っている萬寳院石川住職からは今後の仮設住宅の増設計画が説明された(当仮設住宅も近く戸数倍増の予定)。今回設置の『みんなのとしょかん』を今後の仮設住宅支援のモデルケースとして広くアピ―ルしていきたいとのこと。
石巻市内視察では車中川端氏から説明を受け、瓦礫撤去など復興の進捗具合と共に被害の甚大さ、復興が如何に難しいかを改めて実感しつつ、廃墟と化したような沿岸区域(実際は建物2階部分に多くの住民が住み続けている)の神社境内に設置された小さなコンテナ『としょかん』に子供数人が遊んでいたのを見て一同歓喜。そこではこども相撲?用の土俵が住民の手による修復の最中。
平泉の避難所から東京に戻れた3/14から丁度4か月目にあたる日に再び被災地へ足を踏み入れる事がかなった。ようやく、というかんじ。地元のボランティアなどに乗っかるにも仕事との折り合いがなかなかつかない中、このプロジェクトは自分にとっても可能性を感じ、是非関わってみたいと思った。
実際『みんなのとしょかん』は川端氏をはじめ大変な労力を要するが、設置の規模に関わらず、被災者、現地の子供たちにとって非常に有意義なプロジェクトであること、またそれに関わっていく事の大切さを再認識。
継続的な支援を行っていきたい。
前回の雪景色とは打って変わって、やはり緑が美しい東北でした。
みなさん、おつかれさまでした。
「みんなのとしょかん」プロジェクト
http://niccora.jp/minnanotoshokan/